松崎雑記帳

バイク、DIY、芝、庭、登山などの趣味ブログです。

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【エッセイ】まるで漫画のような

栃木県に単身赴任していたときの話

 

仕事で作っている橋が半分くらいできてきて
歩いて向こう岸まで渡れるくらいになってきたんだけど
やっぱり水場だから虫が増えてきた

蝶々がヒラヒラ飛んでたりして、非常にのどかである


そんなある日の朝


蜂の巣を発見

刺された事ないからわからないけど多分スゲー痛いんだろうなー
と距離をとっていたらスズメバチと遭遇

 

なにやら目があった

嫌ーな予感がしたから目を合わせたままゆっくり移動するオレ

ゆっくり付いてくるハチ

 

ちょっと早足のオレ

付いてくるハチ

 

小走りのオレ

離れないハチ

 

本気で走り出すオレ

 

まさかこの歳になってハチに追いかけられて走って逃げるとは思わなかった

 

だいぶ距離をとってから自分の滑稽さに笑けてきて
振り返り、しばらく休憩


ほとぼりが冷めた頃(ハチのね)
ゆっくり近づいてみると職人のおじさんが蜂の巣の目の前に!

 

危ないぞと知らせてあげると

「これか?」

と腰に下げてるハンマーで一発

蜂の巣を粉砕


とんだ荒くれ者である

 

さらに近づいてきたハチに赤いカラースプレーでひと吹き

ハチは真っ赤にそまり地面へぽとり


こいつは化け物だ

 

さらに2、3個 蜂の巣を潰してもらい

「なんだあ、むこさのがんどぐはだらしがねいなぁ。はつなんてにげたりびびんからさされんべや、さされたらたいへんなこっだよ」(訳 東京の監督さんは情けないなぁー、逃げたりするから追いかけてくるんだよ。刺されたら痛いから気をつけてね)


都会にお住まいのみなさん

田舎はすごいなーって話だよ

 

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