松崎雑記帳

バイク、DIY、芝、庭、登山などの趣味ブログです。

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【エッセイ】東京大学にて思う

いま 文京区の東京大学構内にいます

ここは日本の学位最高峰と言われる場所


以前ここに来たのは七年前

 

当時、大学三年生だったオレは同じゼミだったマルを誘って建築家 安藤忠雄の講演を聴きに来た。

 

まわりのみんながサークルだの合コンだので盛り上がっている中、建築の勉強が楽しくてしかたなかった。

よく展示会やら講演会やらに顔を出し、都内の建築物を見に行っては写真を撮り、同じ建築バカのマルとあーじゃないこーじゃないと酒を飲みながら語っていた。


今、安田講堂の前に座って当時の事を思い出す

そうだ、あの時安藤忠雄の講演は聴けなかったんだ


時間ギリギリで着いたオレらは赤門まで伸びる人だかりに驚いた

中卒で東大の名誉教授にまでなった安藤忠雄はその日で教鞭をとるのをやめるらしいと話しが広がり物凄い人数が集まってしまい
とても中まで入って行る感じではなかった。

 

まわりには雑誌で見たことある建築家やうちの学校の教授なんかも中に入れずウロウロしていた


諦めたオレとマルは赤門近くの定食屋でがっかりしながらビールを飲み、語り、泥酔。

なぜか最後は「今日この講演を聴けなかったことは将来オレらにとって絶対プラスになる!」という強引な結論に至り

 

卒業設計をとにかく頑張ろうと決意し帰路についた

 

青春のいちぺーじ

 

 

そうそう

なぜそんなことを今
東大で一人考えているかというと

 

今日は建築士の受験の日


受験会場は東京大学駒場キャンパス」

ここは東京大学本郷キャンパス

 


会場は「駒場キャンパス」(渋谷区)

ここは「本郷キャンパス」(文京区)

 


懐かしいな~

あの頃


もうちょい現実逃避したら家に帰ろう

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