こんばんは、松崎です。
4Lモンキーレストアの続きです。
エンジンをオーバーホールするため解体作業を進めています。
今日はいよいよクランクケースの分解まできました。
ケースの周囲にある8本のボルトを緩めます。
固着して簡単に外れないのでプラスチックハンマーで丈夫なところを選らんで叩きますがびくともしません。あまり強く叩くとケースが割れてしまうこともあるようなので無理をしてはいけません。
ここで、ケースが硬くて外れない場合の対処法を紹介します。
ケースを固定しているネジを1㎝ほど緩めます。
そこにソケットを被せた状態でプラハンで軽く叩きます。
(※ねじ山がつぶれるので必ずネジが少し入った状態にしてください)
対角線上に数回叩くと簡単に開いていきます。綺麗に外せました。
クランクケース内の状態です。思ったよりは綺麗な状態です。
ケース反対側の状態です。こちらも奇麗です。
ガスケットだけちゃんと剥がせばOKですね。
固定ボルトの左上と右下にノックピンがあるので無くさないようにはずしておきます。
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続いてクランクシャフトを引き抜きます。少し引っ掛かりますが強引にやると傷がつくので焦らず真上に引けば外れます。
このエンジン番号は「Z50JE-1413***」となっており、1981~84年式でLクランクという長いタイプらしいです。
少し赤錆が付いていますが、傷は無さそうです。
クランクが接触していたケース側の状態です。ボアアップ等をしているとこの部分が傷んでいることがあるようですが、このエンジンは問題なさそうです。
固定はされていないので真上に引き抜きます。突起があるので再設置する際は窪みに合わせるのを忘れないように注意です。
最後にこのミッションを外していきます。
複雑に組まれているので戻せるか不安になり少し躊躇しましたが、ここまで来たら全部ばらして清掃したいので外していきます。
まずはメインシャフトです。
そしてカウンターシャフト。
カウンターシャフトにはワッシャーが付いていたので忘れない様に
最後にシフトドラムです。これですべて外せました。
外したパーツをパーツクリーナーで清掃します。
よーく観察しましたが、キズや欠けは見当たりません。
スナップリングを外せばこれらもバラバラに出来たのですが、さすがに元に戻らなくなりそうなのでやめておきました。
クランクケースが空っぽになりました。
汚れや鉄粉がそれなりに溜まっているので、全部綺麗に清掃してから再度組み上げていきたいと思います。
それでは、また。
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