こんばんは、松崎です。
4Lモンキーレストアの続きです。
中古購入した6Vエンジンの分解で前回腰上の解体まで完了しました。
今日はその続きで腰下部分を進めていきます。
まずはクラッチ側のクランクケースカバーを外します。
8本のボルトを外します。本来はプラスビスで留まっているようですが、前の持ち主が六角に変えたようです。助かります。
はずしたケースの裏側です。
あまり汚れない箇所なのか、割と綺麗ですかね。
クラッチが現れました。こちらも見た目は綺麗。
ガスケットはボロボロですね。劣化して硬くなっており、触ると崩れてきます。
これらは後で綺麗に削り取ります。
ではクラッチを外していきます。
クラッチボールと言われる銀の玉が3個付いた板が外れます。特に固定はされていません。
仕組みは詳しくわかりませんが、このエンジンは自動遠心クラッチなのでクラッチレバーが無く、ギア変更する際に強制的にクラッチを切る機能があるそうです。
クランクケースカバー側にあるこのナットも外します。
内側にあるこのパーツが外れました。これがさっきのクラッチボールに接触する部分で、ギア変更時の強制クラッチ切りをマイナスドライバーでケース外側から調整出来るようです。
パーツの形が似ているので、すでにわからなくなりそうです。
はずしたパーツは無くさないようにステンレスの皿に集めていきます。この皿は100均で4枚かって置きました。部品が混ざらないように解体する場所ごとに皿を変えて管理しようと思います。
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引き続きクラッチを解体していきます。このビスはかなり硬くてなめそうだったのでショックドライバーを使いました。
Amazonで1500円くらいだったので私はこれを購入しましたが、この値段で十分でした。固着したネジが気持ち良いくらい綺麗に回せます。
カバーが取れました。ここにもガスケットが使われています。
ロックナットの窪みに入っているロックワッシャーの爪をマイナスドライバーで起こします。
ここでまた専用工具のロックナットレンチが必要になります。
これもサイズ(24㎜)が合えば安いやつで十分です。1500円くらいでした。
ただ、これを回す工具を持っていなかったので私はパイプレンチを使いました。
この様にがっちりと掴んで
プーリーホルダーでクラッチをしっかりと固定して、全体重をかけてギリで回せました。かなり硬かったです。
ちなみにプーリーホルダーも専用工具ですね。
このあたりは立て続けに必要になりますが、持って無いと外すのは無理ですね。
先に進みます。
ワッシャーが入っています。これはなぜか表裏があるようで「OUT SIDE」と外側の記載があります。セッティングの際は注意です。
ロックワッシャーも外します。
これでようやくクラッチ本体が外せました。
次はこのプライマリードライブギアを引き抜きます。
クラッチセンターガイドを外します。この下の鉄製カラーも抜き取ります。
続いて左の大きな歯車プライマリードリブンギアを外します。
ここでまた特殊工具です
スナップリングプライヤーでスナップリングを外します。
取れました。
プライマリードリブンギアが外れました。
裏側はこんな感じ。綺麗なもんです。
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ここまで来ました。
次は左上のこの部分、シフトドラムストッパーを外します。
バネがあるので外した際に飛ばないように注意です。
次はこの長いギアシフトスピンドルを引き抜きます。
取れました。結構硬かったので反対側からプラハンで軽く叩きながら外しました。
続いてキックペダルの付いていたこのシャフトです。
ここにもスナップリングがあるので外します。
ケースにスプリングが掛かっていますが、ラジオペンチで引くと簡単に外せました
キックリテーナーを外します。
キックスプリングを外します。
このようにシャフトだけが残ります。
このナットを緩め、シフトドラムストッパープレートを外します。
シフトドラムが出てきました。
このシフトドラムにはピンが付いているので、無くさないように抜き取っておきます。
太いのが4本、細いのが2本あります。
続いて右下にあるオイルポンプです。このネジも硬かったのでショックドライバー使用しました
ガスケットがボロボロです
オイルポンプのフタも外してみました。
ガスケットを綺麗に削って、油差しておきました。
これで腰下右側の解体は終了です。
初めてだったので少し苦戦しましたが、専用工具さえちゃんと準備しておけば素人でも解体することは可能でした。
すべて揃えて4500円くらいでした。
今回外した部品を無くさないようにちゃんと管理しつつ、次回は引き続き左側に移っていきたいと思います。
それでは、また。
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